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リー首相演説、「EPの認定基準を厳しくするのは正しい長期的な方向性」

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リー・シェンロン首相は2020年9月2日15時30分から議会で演説した。

リー首相は、シンガポールにおけるCOVID—19の状況について「健康上の観点から判断すると、これまでのところ順調に進んでいる。死者数と死亡率は、世界で最も低いものの1つである。私たちのコミュニティでの新しい感染数は、1日あたりわずか数件にまで減少している。入院患者は100人未満である。このことは私たちに経済と社会を徐々に、慎重に再開するための自信となっている」と述べた。

一方で、国内経済への影響に関連して、今後の外国人労働者の受け入れに関しても言及した。この中でS Passに関して「単に割り当て人数の問題ではなく、能力にも注目したい。Sパスは、国内のポリテクニック卒業者とその少し上の学位者と競合しているためだ」と述べた。

そして、「COVID-19による不景気の間、Employment PassとS Passの保有者は減少している。しかし、ワークパススキームは調整する必要がある。現在、求人市場に余裕がなくなっているだけでなく、時間の経過とともに、国内の労働力の教育レベル、能力、収入が上がったためだ。EPの認定基準を厳しくする必要がある。市場の状況に注意を払い、適切なペースで調整するべきだが、これは正しい長期的な方向性である」と述べた。

そのうえで、「政府は公平性の問題を非常に真剣に受け止めている。EPおよびS Passアプリケーションの評価では、より多くのシンガポール人の採用とトレーニングを支援する政府の取り組みに対応して、雇用主のシンガポール人雇用状況を考慮にいれてきた。しかし、雇用主の中には資格のあるシンガポール人を雇用しない事例もあった。不確実な時代のなかで、すべての雇用主にシンガポールコアを思い出させるために、これらの考慮事項を特に強調したい」と述べた。

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