五洋建設は、シンガポール内務省(MHA)からシンガポール入国管理局(ICA)施設増改築工事を約209億円で受注した。また、子会社のシンガポールの設備工事会社UG M&E社が、シンガポール工科大学(SIT)の新キャンパス電気設備工事(プロット1&2)を約79億円で受注した。2020年8月4日発表した。
シンガポール入国管理局施設増改築工事は、既存駐車場エリアに地下2階、地上10階の別棟の新築と既存入国管理棟の大規模改修工事で、既存入国管理棟に隣接する別棟を新築し、次いで総合サービスセンター機能を新築棟に移し、既存建物を残された機能を使用しながら改築する。新たな総合サービスセンターでは、最先端のシステムを導入するという。
UG M&E社が電気設備工事の発注者指定下請業者として受注したシンガポール工科大学新プンゴルキャンパスは、2区画合わせて敷地面積9万1,000㎡、最大受け入れ可能学生数1万2,000人のキャンパスを建設する。
◇シンガポール入国管理局施設増改築工事概要
【 発注者 】シンガポール内務省
【契約金額】約209億円(2億7,600万シンガポールドル)
【施工場所】シンガポール カラン地区
【 用途 】入国管理サービス施設、入国管理局事務所、地下駐車場 他
【 構造 】
増築棟新築:地下2階 地上10階建、地下躯体:RC造、地上躯体:S造一部RC造
既存棟改修:地下4階 地上10階建、地下躯体:RC造、地上躯体:RC造一部S造
【最高高さ】56m
【延床面積】約8万2,500㎡
◇シンガポール工科大学ニューキャンパス電気設備工事(プロット1&2)概要
【 発注者 】シンガポール工科大学
【 施工者 】UG M&E Pte.Ltd.
【契約金額】プロット1&2合計 約79億円(1億400万シンガポールドル)
【施工場所】シンガポール プンゴル地区
【 用途 】シンガポール工科大学キャンパス
【 契約 】電気設備工事の発注者指定下請工事契約