シンガポール保健省(MOH)は2020年6月14日、新たに確認した新型コロナウイルス(COVID-19)感染者407人の概要を発表した。
内訳は、輸入症例1件、国内コミュニティ感染症例9件(シンガポール市民4人、ワークパス1人、ワークパーミット4人)、外国人労働者寮居住者397件。
輸入症例はバングラデシュ人男性で、COVID-19とは無関係の治療を目的に6月10日シンガポールに到着した。男性の出国前の健康宣言によると、COVID-19の症状も過去に診断を受けたこともないという。
MOHは、新たに確認された症例の99%の感染経路を特定している。残りの確認作業を続けている。
既に29,589人が完全に回復し病院から退院した。入院中の238人の容態は大半が安定しているか改善しているが、このうち2人が集中治療室にいる。COVID-19に感染しているものの状態が良好である1万751人は地域の隔離施設にいる。
また、6月13日に生徒1人がCOVID-19の検査で陽性を示したことを受け、当該生徒と接点のあった47人の生徒と12人の職員に予防措置として学校を休ませていると発表した。COVID-19テストの結果は47人の生徒全員が陰性、職員は保留中という。