シンガポール警察部(SPF)は2020年5月28日、偽造タバコの輸入に関与した疑いで41~49歳の3人の男を逮捕した。6月2日発表した。
シンガポール税関は3月20日、商標権者からの通知により偽造タバコが含まれた3本のコンテナを押収した。シンガポールに輸入された偽造たばこは、他国への再輸出されるまで保管されていた。偽造タバコは50万パケット以上で、価額は110万シンガポールドル(約8,350万円)を超えるという。押収後、商標権者は輸入者およびその他当事者に民事訴訟を起こし、手続きが進行中という。
刑事捜査局(CID)は5月28日、Punggol Drive、Hillview Ave、Jalan Asas、Teck Whye Lane、Clementi Ave 2、Ang Mo Kio Ave 5、Bedok South Ave 3、Beach Rdなど国内複数の場所を強制捜査し、3人を逮捕した。
商標を偽って使用した商品の輸入または流通の罪で有罪が確定したた場合、最高10万シンガポールドルの罰金または5年以下の懲役、またはその両方が科さられる。
シンガポールでは商標法により、登録商標の所有者またはライセンシーは、シンガポールへの輸入またはシンガポールからの輸出が予想される商標侵害商品の押収を要求する通知をシンガポール税関に提出できる。
警察部は、「特に潜在的な健康リスクをもたらす可能性がある偽造品の知的財産権の侵害について深刻に考えている。合法的な企業と消費者を犠牲にして利益を得る加害者に対して厳しい行動を取ることをためらわない」と警告した。