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シンガポール保健省、高齢者を支援、5月12日から中国医学施設の営業を許可

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シンガポール保健省(MOH)は2020年5月12日(火)から、登録された伝統的な中国医学(TCM、鍼・灸・漢方など)プラクティショナーが現場にいないTCM医療施設について、必要な安全管理措置が講じられていることを条件として、営業を許可する。2020年5月8日発表した。

COVID‐19サーキットブレーカー(感染経路遮断)の開始時から、高齢者が必要なサービスを受けることができるように、登録されたTCMプラクティショナーが患者の診察と生薬の調剤を続けることは許可しており、5月5日以降は、現場にプラクティショナーがいる施設等による漢方薬等の販売再開を認めていた。

保健省は、「全世界のCOVID-19による全死者の少なくとも80%は60歳以上の高齢者である。シンガポールでは412例の確定症例が60歳以上だった。シンガポールでのCOVID-19による死亡の95%は高齢者である。シンガポールでCOVID-19と診断された高齢者のほぼ6人に1人(16%)が重度の症状を示し、病院で集中治療を受けた。非高齢者のわずか0.2%と大きく異なる」としたうえで、「移動制限を徐々に解除しても、警戒を怠ってはいけない。高齢者は頻繁に電話をすることを勧める。隣人は、COVID-19の状況で支援が必要な高齢者を知っている場合は、AICホットライン(1800-650-6060)に連絡してほしい」と呼びかけている。

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