赤十字国際委員会、国際赤十字・赤新月社連盟で構成する昭憲皇太后基金合同管理委員会は2019年4月11日、2019年度の基金の配分先を発表した。14カ国の赤十字・赤新月社に対し、総額約4,400万円(39万5,782スイスフラン)を配分する。
シンガポール赤十字社(アジア大洋州)には、災害対応の能力強化に向けた取り組み ①ボランティア育成の枠組み拡大 ②海外での災害訓練と水上安全研修回数の倍増ー-を支援するため約222万円を配分する。
「昭憲皇太后基金」は1912(明治45)年の赤十字国際会議において、赤十字の平時活動奨励のため昭憲皇太后(明治天皇の皇后)が国際赤十字にご寄付された10万円(現在の約3億5,000万円)を基に創設された、世界で最も古い開発協力基金。1921(大正10)年の第1回から今回の第98回までに世界170カ国・地域、累計約15億8,400万円が配分されている。