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シンガポール保健省、日本、韓国などへの重要でない旅行の延期を勧告

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シンガポール保健省(MOH)は2020年3月3日、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染の広がりを抑える目的で設置された複数行政機関でつくるタスクフォースが、シンガポール人に対してイラン、イタリア北部、日本、韓国への重要でない旅行を延期するよう勧告したと発表した。

また、以下の対応を実施する。

・3月4日23時59分から、最近14日以内にイラン、北イタリア、韓国を旅行したことがあるすべての新規訪問者に対して、シンガポールへの入国またはシンガポール経由の乗り継ぎを許可しない。

・入国管理庁(ICA)はイランのパスポート所持者に対するすべての形態の新しいビザの発行を即時に一時停止する。既に発行されているビザの効力も一時停止する。

・3月4日23時59分から、過去14日以内にイラン、イタリア北部、韓国を旅行者(国民・永住権者・WP・LTVP・DP・学生ビザ)にStay-Home Notice(SHN)を発行し、シンガポール帰国後14日間の自宅待機を義務付ける。

・3月4日23時59分から、シンガポールに入国し、発熱、呼吸器疾患その他の症状を示している旅行者に、チェックポイントでのCOVID-19綿棒検査を義務付ける。テストを受けた後はただちに旅行を続行できるが、検査結果が出るまでの3~6時間は他者との接触を最小限に抑えなければならない。綿棒検査の結果は個人に連絡され、陽性の結果が出た場合は専用の救急車で病院に搬送する。検査を拒否すると入国は許可されず、各種ビザ所持者はビザが取り消されるか、有効期間が短縮される場合がある。テスト後に連絡が取れない場合は、国民を含め罰則が科せられ、感染症法に基づいて訴追される可能性がある。

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