シンガポール保健省（MOH）は2020年２月23日、韓国・大邱広域市と清道郡で新型コロナウイルス（COVID-19）の感染者が増加していることを受け、両地域への不必要な旅行を控えるよう勧告を出した。また、韓国国内のその他の地域についても引き続き注意を払うよう呼びかけている。
韓国では、２月23日正午時点で556人の感染者が確認されていて、このうち両地域では、大邱のイエス・シンチョンジ教会に関連する306人、清道郡の大南病院に関連する114人が確認されている。また、いずれにも関連しない５人の感染者が確認されている。韓国政府は両地域を「特別ケアゾーン」に指定し、感染リスクを低減する措置をとっているという。
シンガポール政府は、両地域から到着した旅行者について、入国審査などで呼吸器症状を持つ人を探索するなど取り組みを強化する。