森永乳業の「ビフィズス菌M-16V」が2019年9月24日シンガポールのマリーナベイ・サンズで開催された“Nutra Ingredients‐Asia Awards”(主催・NutraIngredients‐Asia.com)の乳幼児栄養部門で、日本企業として初めて“Infant Nutrition Ingredient of the Year”(乳幼児栄養賞)を受賞した。
森永乳業によると、「ビフィズス菌M-16V」は同社が1963年に赤ちゃんの腸内で発見した、特に赤ちゃんに多く住んでいるビフィズス菌の一種で、「ビフィズス菌M-16V」を摂取し、ビフィズス菌が多い菌叢(きんそう)を保つことで、栄養の吸収を効率よくできる。
“Nutra Ingredients‐Asia Awards”は卓越性ある研究に贈られる賞で、「ビフィズス菌M-16V」は「アジアにおける販売の成功とこれまで積み重ねてきた科学的エビデンスの多さ」が評価された。
森永乳業は、20年以上前から全国の医療機関へ提供を行っており、これまでに日本全国の100施設以上のNICU(新生児集中治療室)で利用されているほか、米国のFDA(食品医薬品局)から安全基準をクリアした食品原料に与えられるGRAS認定を受けるなど、海外でも乳幼児向けのプロバイオティクスとして知られているという。