日本郵船グループのシンガポールのSymphony Creative Solutions Pte.Ltd.(SCS社)は2019年2月~8月までの8カ月間、オープンイノベーションを通じた海運業界における新しい価値創造を目的としたスタートアップイベント「Ocean of Opportunities Challenge(O3 Challenge)」を実施した。
「O3 Challenge」は全世界のスタートアップを対象としたコンテストで、SCSがシンガポールに本社を置く日系定期コンテナ船事業運営会社Ocean Network Express Pte.Ltd.(ONE社)とシンガポール国立大学(NUS)のスタートアップインキュベーション事業NUS Enterpriseと共同で企画・運営した。
開催2年目となる今年はONE社の実務上の6課題に対して14カ国50社を超えるスタートアップからソリューションの応募があり、6月27日にシンガポールのマリーナベイ・サンズで開催された「Innovfest Unbound」の会場で最終選考を行い、上位3チームを決定した。
現在、SCS社とONE社が受賞者とともに、提案されたソリューションの本格導入を見据えた検証を行っている。
8月19日には、イベント関係者および受賞者を含む決勝進出チームを招いた謝恩パーティーをONE本社で開催した。シンガポール海事港湾庁長官、Singapore Shipping Associationなど来賓からの祝辞に続き、スタートアップ上位3チームが発表を行い、交流を深めた。