モチベーションをテーマにした組織・人事のコンサルティングファームのリンクアンドモチベーションのシンガポール現地法人Link and Motivation Singapore Pte.Ltd.は2026年1月21日、Fullerton Bay Hotelで『リンクアンドモチベーションシンガポール 一周年記念パーティMotivAsia Forum~モチベーションが切り拓くアジアの組織と人の未来~』を実施した。日系企業関係者約140人が参加した。
リンクアンドモチベーションは「第二の創業」を掲げ、2025年1月、タイ、ベトナム、フィリピン、シンガポールに海外拠点を立ち上げ、グローバル展開への第一歩を踏み出した。組織改善のためのエンゲージシステム『MOTIVATION CLOUD』は2025年末時点で、シンガポール51社、タイ85社、フィリピン30社、ベトナム101社に導入されているという。

元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗氏を迎えたセッション
パーティ第1部では、元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗氏(HiRAKU代表取締役)を迎え、「世界で勝つチームの秘密 エンゲージメントが生み出すチーム力」をテーマとするセッションが行われた。この中で、廣瀬氏は、ラグビー日本代表の過去の戦績とキャプテンに就いた頃のチームの雰囲気について「一番衝撃を受けたのは1995年ワールドカップでニュージーランド代表Bチームに17対145で負けた試合。日本代表は1991年にジンバブエに勝利した以外は負け続けており、注目されない状況が続いていた。その中で、自分はチームに合流した。チームの空気には『相手は強いし、早いし、歴史あるし、だから勝てなくても仕方がない』という言い訳があったり、日本のファンも『負けたけど今日は良い試合だった』と優しかった。課題感があった」と振り返ったうえで、ワールドカップ2015で世界ランキング3位(当時)の南アフリカ代表に勝利したことなどにも触れながら、キャプテンの役割について「キャプテンには人事権がない。選ばれた選手でいかにまとまっていくかが大事になる。なにより一番大切なのは人間関係」と強調した。
会場からは、「チーム内の不協和音にどのように対処したか?」「外国人選手と日本人選手の言語の壁はどのように越えたか?」といった質問が挙がり、廣瀬氏は「僕はその人なりの正義、思いがあって、不協和音に繋がっていくと考えていたので、意思表示があることに『ありがとう』という気持ちを持つことからスタートした。そのうえで、言うべきことを、誰を介して言うのが一番伝わるかを考えて、アプローチしていった」と自身の経験を踏まえて答えた。
パーティ第2部では、リンクアンドモチベーションの近藤俊弥執行役員グローバル統括(Link and Motivation Singapore Pte.Ltd.社長)が登壇し、「リンクアンドモチベーション2026年の展望」をテーマに講演。『MOTIVATION CLOUD』の東南アジアでの導入企業の声を紹介し、「この一年間に、現地法人の独自の取り組みとして導入いただいた企業の約8割がエンゲージメントを高める結果を手にしている。本社からの距離感ではなくて、各国での至近距離での改善が結果に繋がっている」とデータ分析結果を紹介した。そのうえで、リンクアンドモチベーションのコンセプト「もっと皆さんのそばで、もっとプロダクトを使いやすく、もっと皆さん同士が競い合い高め合える状態をつくる」に沿って、①海外に新たに2拠点立ち上げ ②AIエージェントの完全な実現 ③Best Motivation Company Award Global部門開設――に取り組むことを説明した。
続いて、懇親パーティが行われ、参加者らは交流を深めた。

リンクアンドモチベーションの坂下英樹社長が乾杯の音頭をとった