静岡県島田市は2019年7月12日、主催する「しまだ大井川マラソン」とシンガポールマラソンの姉妹レース協定を締結した。島田市の染谷絹代市長とシンガポールマラソン主催運営会社IRONMANのティヴォルト・ベラード地域統括ディレクターが、マンダリン・オーチャード シンガポールで協定書に調印した。
「しまだ大井川マラソン」が海外マラソン大会と姉妹協定を結ぶのは初めてで、2019年度両大会の優秀選手を2020年度大会に相互派遣するほか、互いに姉妹レースのPRを行うなど、市民レベルのマラソン交流を図る。
前回の「しまだ大井川マラソン」へのシンガポール参加者はおらず、島田市担当者は「多くの方に参加してほしい。海外からの参加を積極的に進めていきたい」と話す。
調印式で、IRONMANのベラード地域統括ディレクターは、「今回の提携は日本とシンガポールの関係を強化すると思っている。シンガポールマラソンは日本人ランナーの受け入れを歓迎している。毎年430人以上を受け入れており、参加者数は年々増加している。私たちは、シンガポールの地元ランナーが島田市に行き、しまだ大井川マラソンに参加し、日本での体験を楽しんでもらえるよう頑張って宣伝する」と挨拶した。
島田市は、シンガポール卓球協会と昨年6月に「東京2020オリンピック」の事前合宿地として覚書を締結しており、シンガポールとのスポーツ交流を進めている。