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大阪国際大学、シンガポール国立大学陸上競技部学生とスポーツ交流

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大阪国際大学(大阪府守口市)は2019年7月3日~6日の4日間、シンガポール国立大学(NUS)陸上競技部の学生11人を迎え、スポーツ交流・学生交流を実施した。NUSがスポーツ部学生を交流研修目的で海外派遣するのは初の試みという。

同大学によると、2014年8月のシンガポールオープン陸上競技選手権(Singapore Open T&F Championships)視察を契機にNUS Sport & Recreation Centerと繋がり、短時間で結果に結びつく科学的トレーニングを取り入れた基礎練習を行い成果を出していることをデータを用いて説明、陸上競技部学生の合同練習を提案したところ、勉強の合間(週2日)に練習するNUS側も興味を持ったことから、翌2015年から合同練習が始まった。以来、毎年1回、8~9月の夏期休暇中に交流を続けており、昨年までは同大学陸上競技部学生がシンガポールを訪問していたが、今年はNUS側の強い要望で日本訪問が実現した。

NUS学生は、同大学陸上競技部との科学的トレーニングを取り入れた合同練習や、教員による講義の聴講、生け花体験や地域イベントへの参加など、さまざまな交流を体験。とりわけ、スポーツ行動学科の教員によるスポーツ生理学とスポーツ科学に関する講義は、体温調整、足へのテーピングなどの内容も含まれ、強い興味を示したという。

同大学は「NUSとの学生交流はスポーツのみならず、お互いがそれぞれの文化・若者の意識を学ぶことができ、貴重な学びの場となっている」と手応えを語る。

交流最終日には、NUSの学生から「(同大学は)部門・学生・教職員を問わず、皆ホスピタリティに溢れていて、日本の素晴らしさを体験することができた。とても良い交流研修だった」とメッセージが寄せられたという。

次回(2020年)はシンガポールで実施する予定で、今回のNUS日本訪問を受け、以降はシンガポールと大阪で交互に開催する方向で話し合いが行われている。

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