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中村超硬、シンガポール国際仲裁センターより仲裁判断(中間判断)受領

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中村超硬は、江蘇三超金剛石工具有限公司(所在地・中国江蘇省句容市、江蘇三超社)よりシンガポール国際仲裁センター(SIAC)における仲裁申立を受けて継続していた仲裁手続きについて、SIACより仲裁判断(中間判断)を受領した。2025 年5月23日発表した。

発表によると、中村超硬が江蘇三超社との間で2019年8月30日に締結した中村超硬所有のダイヤモンドワイヤ生産設備の譲渡及びダイヤモンドワイヤ製造に関する技術供与に係る契約に関し、江蘇三超社より2021年11月17日に中村超硬の契約義務の履行がなされなかったとして同契約を解除するとともに損害賠償請求する仲裁申立がSIACになされた。

江蘇三超社による仲裁申立内容及び仲裁判断は下表の通り。

上記内容に加え、江蘇三超社に対し、中村超硬へ未払いの輸送費約583万円及び利息の支払いが命じられたという。

中村超硬は「当社が江蘇三超に支払う直接損害額及び利息は、今後の仲裁手続きにおいて決定されるが、支払額を極小化するべく、引き続き江蘇三超社と争っていく」としている。なお、今回受領した仲裁判断は中間判断で、江蘇三超社に支払うべき金額が未決定であることから、現時点で中村超硬グループの業績に与える影響はないという。

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