デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ」を運営するAgoda Company Pte.Ltd.(本社:シンガポール)は2025年1月2日、日本国内外で最も急成長している旅行先を発表する「New Horizons」の最新版を公開した。
Agodaは「New Horizons」リストを毎年発表している。最新版は2023年と2024年の宿泊予約ランキングを比較し、最も急成長している目的地を特定した。
最新版の「New Horizons」によると、訪日旅行者の間で最も急成長している観光地は「愛媛県松山市」となった。松山城や道後温泉といった歴史的・文化的な名所が人気を集めているという。
また、国内旅行者向けでは、東京と隣接し、首都圏から気軽に訪れることができる「埼玉県」が首位になった。大宮の鉄道博物館などの人気施設から秩父の山々や公園が広がる穏やかな自然まで、都市と自然が共存する魅力があり、また地元の祭りや文化的名所のプロモーション活動が人気を高めているという。
一方、日本人旅行者の間で人気が急上昇している国際的な観光地はインドの「ゴア」。日本とインド間の航空便の接続性が向上したことが人気を押し上げた。美しいビーチや活気あるナイトライフ、ポルトガルの影響を受けた建築、豊かな文化遺産など、レジャーと文化体験の両方を求める旅行者にとってコストパフォーマンスの高い魅力的な選択肢となっているという。
なお、アジア全体の旅行者の間で最も急成長している国際的な目的地のトップは上海で、済州島(韓国)、パリ(フランス)、ニャチャン(ベトナム)が続いた。