進出・出資・撤退

ホシザキ、フィリピンのフードサービス機器輸入販売会社2社を連結子会社化

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厨房機器製造・販売のホシザキ(愛知県豊明市)は2024年5月29日、フィリピンのフードサービス機器輸入販売会社2社の株式取得を完了し、連結子会社化した。「フィリピンの国土は日本の約8割でありながら、7,641の島々から構成されるため、ビジネス機会の拡大には既に地場基盤のある企業との連携が不可欠」と判断した。

シンガポールの東南アジア統括会社HOSHIZAKI SOUTHEAST ASIA HOLDINGS PTE.LTD.を通じて、TECHNOLUX EQUIPMENT AND SUPPLY CORPORATION(本社:マニラ市)の発行済み株式の100%を、HKR EQUIPMENT CORPORATION(本社:マニラ市)の発行済み株式の80%を取得した。

株式取得価額は、TECHNOLUX EQUIPMENT AND SUPPLY社が29億1,309万2千フィリピンペソ(約78億7百万円)、HKR EQUIPMENT社が13億3,480万3千フィリピンペソ(約35億77百万円)。

TECHNOLUX EQUIPMENT AND SUPPLY社は1975年4月設立。フィリピン国内でホテルチェーン、外食チェーンに多数の納入実績を持ち、ランドリー機器、テーブルウェアも扱っている。2022年の売上高は15億5,590万ペソ(約41億2,330万円)で、従業員数は約390人。

HKR EQUIPMENT社は1993年7月設立。フィリピン国内の大手レストランを中心に、主に製品単品の販売を行っている。2022年の売上高は8億1,270万ペソ(約21億5,360万円)で、従業員数は約150人。

両社ともアフターサービス、機器メンテナンスに強いという。

ホシザキのフィリピン現地法人HOSHIZAKI PHILIPPINES CORPORATION(本社:マニラ市)は、代理店として両社と取引関係があった。「市場を熟知した現経営陣と共に、両社のフィリピン国内のネットワークを活かしてホシザキ製品の拡販を目指す。両社のアフターサービス事業を、ホシザキのノウハウ共有により付加価値を高め、フィリピン国内でのサービス体制を強化する」としている。

ホシザキは2023年7月にタイに東南アジアサービスセンターを設立し、東南アジア域内の自社技術者、代理店・修理委託店のサービススタッフ向け研修を行っている。

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