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住友精化、ジュロン島の吸水性樹脂製造設備を増強、約1億6千万米ドル投資

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住友精化は、シンガポールの連結子会社Sumitomo Seika Singapore Private Limitedに吸水性樹脂製造設備を増強することを決めた。投資金額は約1億6,000万米ドル。増強が完了すると、シンガポールでの吸水性樹脂年間生産能力は倍増の14万トンとなる予定。2023年11月6日発表した。

東南アジアや南アジアにおいては、人口の増加と所得水準の向上を背景に紙おむつ市場が成長しており、これに伴い吸水性樹脂市場も一層の拡大が見込まれている。需要の増加に対応し、さらなる拡販を目指すため、Sumitomo Seika Singapore社の製造設備を増強する。

住友精化の担当者はシンガポール新聞の取材に対し「増強する設備は既存プラントの隣接地に設置する。設備増強工事中、既存設備は現状どおり稼働する。設備増強に伴い、社員数の増員を予定している」と答えた。

2024年3月期の連結業績に与える影響額は軽微。

◇Sumitomo Seika Singapore Private Limited
【  所在地 】シンガポール ジュロン島
【  社員数 】約50人
【投資金額】約1億6,000万米ドル
【増強能力】70,000トン/年(既存能力とあわせて 140,000トン/年)
【設備完成】2025年10月(予定)

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