フジテックのシンガポール現地法人FUJITEC SINGAPORE CORPN.LTD.は、高層オフィスビル「One Raffles Place(旧OUBセンター)」にリニューアルしたエレベータ19台を納入した。2023年8月29日発表した。
分速420mの高速エレベータを分速480mにスピードアップした。また、新システム導入により利用者の待ち時間や移動時間を短縮、制振装置によりかごの揺れを低減した。
「ワン・ラッフルズ・プレイス」は1986年に当時アジアで最も高いビル(高さ280m)として建設された。建築家・丹下健三氏が設計した。
FUJITEC SINGAPORE社は竣工時に分速420mの高速エレベータなどを納入、その後メンテナンスを担当し稼働をサポートしてきた。
竣工から30年以上が経過したことから、安全性の維持と機能性の向上を目的に、2019年10月から2023年8月にかけてエレベータのリニューアル工事を実施し、機器室、操作盤の交換等も行った。