気候変動(低・脱炭素) 進出・出資・撤退

JERA、インドネシアに事業拠点PT JERA Energi Indonesiaを開設・営業開始

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JERAは、インドネシア・ジャカルタに子会社PT JERA Energi Indonesia(JERA EI社)を設立し、2023年8月9日、本格的に営業を開始した。シンガポールのJERA Asia Pte.Ltd.が99.9999%出資している。

インドネシアは、旺盛な経済成長に加え、順調に電化率が向上しており、今後も電力需要の増加が見込まれている。一方で、石炭火力発電への依存度が高く、電力需要増加に伴う温室効果ガス排出量の増加が懸念されており、経済発展を支えるエネルギーの安定供給と脱炭素化の両立が課題となっている。

JERAは、インドネシアの目指すべき電源構成や電力供給体制などを具体化した脱炭素ロードマップの策定に協力している。

JERA EI社は、インドネシアにおける事業拠点として、インドネシアの脱炭素ロードマップの分析に基づく市場調査やパートナー企業の調査・選定、IPP(独立系発電事業者)やLNGの調達から発電までの一体型プロジェクト(LNG to Power)、再生可能エネルギーなどの案件の情報収集、評価・検討を担う。

また、関係省庁やインドネシア国営電力会社PT PLN(Persero)はじめ現地エネルギー企業等との関係構築を通じて、幅広く事業機会を追求していく。

JERAの担当者はシンガポール新聞の取材に答え「日本からの社員派遣等のタイミングで、想定している事業を実施する体制が整ったことから本格的な営業を開始した」と補足した。

◇PT JERA Energi Indonesia(JERA エネルギーインドネシア)
【所在地】Menara Astra 32nd Floor Jl. Jend. Sudirman Kav. 5-6 Jakarta 10220 Indonesia
【設立年月日】2022年9月1日
【代表者】President Director/Chief Executive Officer:大貫 学 
【社員数】4人
【資本金】非公表
【出資者】JERA Asia Pte.Ltd.:99.9999%、JERA:0.0001%
【事業内容】
・インドネシアにおける市場調査およびパートナー企業の調査・選定
・IPP・LNG to Power・再生可能エネルギーなどの案件の情報収集および評価・検討
・関係省庁、PLN をはじめとした現地エネルギー企業との関係構築

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