メニコンは2023年２月22日開催の取締役会決議に基づき、４月１日付で現行の代表執行役１名体制から２名体制へ移行する。田中英成代表執行役社長が代表執行役会長CEOに、川浦康嗣執行役生産開発統括本部長が代表執行役社長COOに就任する。
川浦・次期代表執行役社長COOは2006年11月～2013年３月までシンガポールに駐在した。
川浦・次期代表執行役社長COO
メニコンは、代表執行役２名体制への移行の背景について「近年、世界的な近視人口の増加が社会課題となっており、国内のコンタクトレンズ市場も成長を続ける一方で、海外市場は経済成長を背景とし、アジアを中心に大きく拡大している。グローバルな市場環境の変化に素早く対応しながら、更なる成長を実現するため、経営体制を強化する」と説明した。
川浦・次期代表執行役社長COOは「メニコングループの海外売上比率は2022年３月期において26％だが、海外のコンタクトレンズマーケットは日本の約４倍の市場規模がある。メニコングループが海外で事業を拡大するポテンシャルは十分にあると考えており、海外販売及びサプライチェーンを強化していく。また、世界的な近視人口の増加という社会課題に対し、従来の近視矯正に加え、近視進行抑制という新たな領域へ積極的に取り組む」とコメントした。