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資産運用プラットフォーム事業のクリアル、SBI HDと資本業務提携契約締結

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資産運用プラットフォーム事業のクリアル(東京都台東区)は2023年1月31日付の取締役会で、SBIホールディングスとの間で資本業務提携契約を締結するとともに、SBIホールディングスに対して第三者割当による新株式の発行を行うことを決議した。

また、同資本業務提携契約の締結に伴い、クリアルの筆頭株主で取締役会長の徳山明成氏の資産管理会社Bridge-C Holdings Pte Ltd(BCH社)とBridge-C Advisory Pte Ltd(BCA社)が、SBIホールディングス及びSBIホールディングスの連結子会社で金融商品取引業を行うSBI証券との間で、同日付で株式譲渡契約を締結し、BCH社が保有する普通株式23万7,000株、BCA社が保有する普通株式43万8,000株、合計67万5,000株を同株式譲渡契約に基づき2023年2月20日付でSBI証券に対して市場外の相対取引により譲渡する旨、及び同日付でSBI証券が保有することとなる当該株式の全部をSBI証券がSBIホールディングスに対して市場外の相対取引により譲渡する旨を合意した。

取引完了後のSBIホールディングスの所有議決権割合は21.68%となり、SBIホールディングスはクリアルのその他の関係会社となる予定。また、SBIホールディングスは、クリアルの社外取締役1名を選任するように要請する権利を持つ。

発表によると、クリアルグループは不動産ファンドオンラインマーケットである「CREAL」、一般投資家向け資産運用事業である「CREAL Partners」、プロ向け不動産ファンド運用事業である「CREAL Pro」の3サービスを展開しており、オンラインの投資家からオフラインの投資家まで、また投資のエントリー層である小口投資家からプロの大型投資家までカバレッジしていることが特徴という。

クリアルとSBIホールディングスは、①顧客チャネルの拡充(不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」への送客に係る連携、「CREAL Partners」の販売面での連携) ②「CREAL」で取り扱う不動産の仕入れでのパイプライン活用 ③「CREAL」で運用中の不動産についての売却時の連携 ④セキュリティ・トークンにおける業務提携 ⑤SBIホールディングスの提携金融機関との連携の検討――などで協業を開始する。

◇BRIDGE-C ADVISORY PTE.LTD.
【 所在地 】18 Robinson Road,#20-02 18 Robinson,Singapore
【 代表者 】徳山 明成
【事業内容】資産管理会社
【 資本金 】10,000 SGD(2023年1月31日現在)

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