ファンマーケティング向けメタバース「SYNMN」の開発・提供事業のSynamon（東京都品川区）とシンガポールを拠点にグローバルでGameFiプラットフォーム事業を展開するDigital Entertainment Asset Pte.Ltd.（DEA社）は2022年12月16日、戦略的パートナーシップを締結した。
戦略的パートナーシップ締結に先立ち、Synamonは、DEA社のメタバースプロジェクト「PlayMining Verse」の第１弾で日本の漫画家・藤原カムイ氏がデザインを手掛ける「Fujiwara Kamui Verse」のイベント「シュメル祭り」の特設会場としてSYNMNメタバースを提供した。
「Fujiwara Kamui Verse」は藤原カムイ氏がデザインした世界設定を元に、クリエイターである藤原カムイ氏とその世界の市民権を得たファンとで、共にコンテンツを発展・進化させていくプロジェクトで、特設会場ではファン同士が創作したストーリーを元に藤原カムイ氏が描いたイラストを大画面で展示したほか、リアルの会場に参加出来なかった人がSYNMNメタバース内で藤原カムイ氏と交流できるといった取り組みを実施したという。
SYNMNメタバースを使用した「シュメル祭り」特設会場の様子（2022年11月30日開催）
DEA社の山田耕三CEOは「単なる３D空間というよりは、ファンコミュニティの活動の場所としてバーチャル空間を活用していくという思想に両社強く共感したところから新しいエンターテインメントを追求する取り組みがスタートした。DEA社からはNFTやトークンといったWeb３アセットを活用し、新しい仕組みをSynamonと構築していく」とコメントした。
Synamonの武樋恒代表取締役は「メタバースは世界的に大きな注目を集めているが、継続的な運用が行われるファンコミュニティの活動としてバーチャル空間が使われることが非常に重要と考えている。今回の取り組みをきっかけに、DEA社とともにWeb３やメタバースの技術を活用したファンコミュニケーションの新しい姿を構築していく」とコメントした。