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日本政策金融公庫、「クロスボーダーローン」貸付対象国にシンガポール追加

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日本政策金融公庫は2022年3月14日、「クロスボーダーローン」の貸付対象国に新たにシンガポールを追加した。

「クロスボーダーローン」は、2021年1月4日から取扱開始した海外現地法人に直接融資を行う海外展開支援制度で、これまでタイ、ベトナム、香港に所在する海外現地法人を対象としていたが、シンガポールへの海外現地法人の進出が増加傾向にあることなどを踏まえ、貸付対象国に追加したという。

「クロスボーダーローン」は、海外現地法人が国内親会社から出資受入や借入など資金調達する場合に比べ、国内親会社のバランスシートをスリム化でき、国内親会社の財務体質が改善できる点などの特徴がある。

「クロスボーダーローン」の2022年2月末時点での支援実績は、民間金融機関との協調支援も含め、累計103件となっている。

クロスボーダーローンの概要は下記の通り。

【 通貨 】日本円または米ドル
【資金使途】承認等計画を実施するために必要な設備資金および長期運転資金
【融資限度額】14億4千万円(うち長期運転資金9億6千万円)
【 利率 】年基準利率 ※一定の要件を満たす場合は、4億円を限度として特別利率③
【返済期間】設備資金 20年以内(うち据置期間2年以内)/運転資金7年以内(うち据置期間2年以内)
【 保証人 】国内親会社の連帯保証が必要

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