進出・出資・撤退

JESCO HD、シンガポール法人通じ越ハノイの電気設備工事会社株式65%取得

投稿日:

JESCOホールディングス(東京都新宿区)は2022年1月14日開いた取締役会で、シンガポール法人JESCO Holdings Singapore Pte.Ltd.を通じてベトナム・ハノイの電気設備工事会社PEICO Construction Joint Stock Companyの株式65.0%を取得し、子会社化(孫会社化)すること決議した。取得価格は非公表。2022年1月17日発表した。

PEICO Construction社は2007年5月設立。発表によると、ハノイ市を中心に日系大手ゼネコンや日系企業からの数多くの工事受注実績があり、キヤノン、ホンダなど日系大手メーカーの現地工場の電気設備工事、JESCOホールディングスが設計・施工したノイバイ国際空港第2旅客ターミナル新築工事の電気設備工事などを手掛けてきた。

JESCOホールディングスとPEICO Construction社は2020年12月25日付で業務提携を行い協業を進めてきた。

JESCOホールディングスはベトナム南部ホーチミンを中心に、空港、防災無線、高層コンドミニアムなどの電気設備工事で数多くの実績を持っているが、PEICO Construction社の株式を取得することで、ハノイ地域でのEPC事業強化、事業拡大を目指すこととした。

JESCOホールディングスグループは2001年にホーチミンに進出、2018年4月にはハノイにJESCO CNS VIETNAMを設立し、設計・積算業務を中心に事業を行ってきた。また、近年はハノイ市内の日系商業施設の電気設備工事などの実績も積み上げているという。

◇PEICO Construction Joint Stock Company
【所在地】ベトナム国ハノイ市
【代表者】代表取締役会長兼社長 Tran My Quang
【事業内容】電気設備工事、土木工事など
【資本金】払込資本金 232億7,000万VND(約1億1,000万円)
【設立年月日】2007年5月10日
【大株主】会長75.1%、副社長3.9%、社員21.0%

株式取得相手はTran My Quang氏。契約締結日は2022年2月中旬、株式譲渡実行日は2022年2月下旬を予定する。

2022年8月期連結業績に与える影響は軽微。

-進出・出資・撤退

Copyright© シンガポール新聞社 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.