インフォコム(東京都渋谷区)は、東南アジア6カ国の医師向けSNSプラットフォームサービス「Docquity(ドクイティ)」を展開するシンガポールのDocquity Holdings Pte.Ltd.と業務提携した。2021年5月25日発表した。
Docquity社は2017年2月設立。「Docquity」は医師が症例などの臨床経験の共有や意見交換を行うことができるSNSプラットフォームで、インドネシア、フィリピン、タイ、マレーシア、ベトナム、ミャンマーで展開している。同6カ国では医師の約半数が同サービスを利用しており、高い市場シェアを持っているという。
両社は業務提携により、今後、インフォコムが開発した東南アジア向け薬剤情報システムとDocquityを連携させる。Docquityユーザーの医師が薬剤情報システムを同サービス内で利用できるようにする。
インフォコムは東南アジア新興国の医療機関での展開と並行して、Docquityとの連携により医師個人の利用促進を図ることで、薬剤情報システムの販売拡大とデータベースの品質向上、Docquity社はサービス機能強化と新規ユーザー獲得につなげる。
また、インフォコムが国内向けに展開するヘルスケア領域のその他サービスとの事業連携も検討していく。
◇Docquity Holdings Pte.Ltd.
【 代表者 】Indranil Roychowdhury(CEO)
【 設立 】 2017年2月
【本社所在地】シンガポール
【事業拠点】インドネシア、フィリピン、タイ、マレーシア、ベトナム、ミャンマー
【従業員数】約160人