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三菱ケミカル、MMA事業の本社機能をシンガポールに集約

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三菱ケミカルは2021年2月24日、MMA(メタクリル酸メチル)事業のグローバルオペレーションを強化する目的で、同事業の本社機能をシンガポールに集約すると発表した。

シンガポールのLucite International Singapore Pte.Ltd.を2021年4月1日付でMitsubishi Chemical Methacrylates Singapore Pte.Ltd.に社名変更し、グローバルサプライチェーンマネジメントをはじめとするグローバル本社機能を持たせる。

三菱ケミカルのMMA事業は、世界の成長市場でモノマー11拠点、ポリマーアクリル樹脂6拠点を持つ。 これまで事業の本社機能を日本や英国で担ってきたが、意思決定の一元化・迅速化、多様化する人材登用など経営基盤を強化する。

MMAは自動車のランプカバー、看板、水族館の水槽、塗料、建材などに用いられるアクリル樹脂の原料で、世界需要は300万トンを超え、今後も各国でGDP並みの伸びが見込まれているという。また、昨今は飛沫感染防止用のアクリル樹脂板の需要が世界各地で増加しているという。

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