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ダイドーGHD、飲料事業のマレーシア連結子会社をシンガポールLFH社に譲渡

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ダイドーグループホールディングスは2020年10月15日開いた取締役会で連結子会社DyDo DRINCO Malaysia Sdn.Bhd.(DDM社)に対する債権放棄と、保有するDDM社全株式譲渡を決議した。譲渡価格は10リンギット(約225円)で、マレーシア・シンガポールで投資関連事業に実績のあるLingua Franca Holdings Pte.Ltd.(LFH社)に譲渡する。債権放棄と株式譲渡は10月20日完了した。DDM社は、グループ連結対象から除外された。

ダイドーGHDは2015年12月にマレーシア現地大手菓子メーカーの飲料事業部門に出資し、マレーシア市場に参入したが、DDM社の業績は当初策定した事業計画を大きく下回り、キャッシュ・フローはマイナスが続いているという。

DDM社に係るのれん相当額については、2018年1月期において全額減損処理、事業用資産については2020年1月期に使用価値を備忘価格と評価し、減損処理していた。

ダイドーGHD主導でDDM社の事業再構築を図るため、2019年10月に合弁を解消し、新たな事業計画のもと、自社ブランドの拡販を目指してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で販売が低迷し、マレーシア政府による厳しい行動規制が緩和された6月以降も、販売回復によるキャッシュ・フローの改善に目途が立たない状況だったという。

また、DDM社は現在債務超過となっており、コロナ禍による販売低迷の長期化の可能性を考慮するとさらなる資本注入が必要となる可能性があったという。

こうした状況を総合的に勘案し、DDM社の全株式をLFH社に譲渡することを決めたという。

株式譲渡後も、DDM社はマレーシアで飲料事業を引き続き運営する方針であることから、ダイドーGHDとLFH社は、DDM社の主力商品である「Yobic k」のアジア及び東南アジアの一部地域での独占販売権に関する契約の締結に向けた協議を進めているという。

ダイドーGHDの取締役2人がDDM社の取締役を兼任しているが、株式譲渡に伴い、DDM社の取締役を辞任する。

DyDo DRINCO Malaysia Sdn.Bhd.の概要は下記の通り。

【所在地】47620 Subang Jaya, Selangor Darul Ehsan, MalaysiaSubang Jaya, Selangor Darul Ehsan, Malaysia
【代表者】CEO須磨 剛
【事業内容】チルド飲料・清涼飲料等の販売
【資本金】6,730万リンギット(約1,717億円)
【設立年月日】1996年8月19日(株式取得日:2015年12月29日)
【大株主】ダイドーグループホールディングス100%

【ダイドーGHDの譲渡前の所有株式数】67,300千株(議決権所有割合:100%)
【譲渡株式数】67,300千株
【譲渡価額】10リンギット(約255円)
【譲渡後の所有株式数】0株(議決権所有割合:0%)

【ダイドーGHDの債権放棄の内容】
・貸付金及び未収利息 約3.7億円

Lingua Franca Holdings Pte.Ltd.の概要は下記の通り。

【所在地】80 Robinson Road, #02-00 Singapore 068898
【代表者】藤山 英明
【事業内容】東南アジアにおけるM&A コンサルティング事業及びトレーディング事業
【資本金】100千シンガポールドル(約7百万円)※2019年9月末時点
【設立年月日】2013年5月
【純資産】576千シンガポールドル(約44百万円)※2019年9月末時点
【総資産】371千シンガポールドル(約28百万円)※2019年9月末時点

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