日本財団と環境省(日本)は2020年9月14日、海洋ごみ対策の優れた取り組みを表彰する「海ごみゼロアワード2020」の受賞者を発表し、都内で表彰式を開催した。
アクション部門の特別賞「AEPW(廃棄プラスチック問題の解決を目指す国際非営利団体)賞」に、シンガポールのTemasek Junior Collegeと連携してマクロプラスチックの分布と種類の調査方法の研究・開発を行った福井県立若狭高等学校が輝いた。奨励金50万円が贈られた。
同校は、海流で漂流してくるプラスチックは、他国との協力なしで問題解決はできないとの認識のもと、2016年からシンガポール、台湾、フィリピン、米国の高校生と連携し、海水面、砂浜、生物を対象にしたプラスチックの分布と種類の調査研究を開始し、2019年には国立台湾海洋大学での「Micro Plastic Youtu meeting in Taiwan」で成果発表も行ったという。
同財団は、2020年2月18日~5月13日に応募があった計314件(アクション部門:249件、イノベーション部門:65件)から、外部審査委員による審議を経て各賞を選んだ。