新しい在マレーシア日本国大使として、岡浩大使が2019年11月7日着任した。
岡大使は同大使館ホームページに「1957年にマレーシアが独立して以来、両国は一貫して強い友好の絆で結ばれている。経済面では、現在、約1,400社の日系企業がマレーシアの各地で活動を続けている。これらの日本企業は、雇用の創出や技術移転、Made in Malaysiaの製品輸出等を通じて、マレーシアの発展に大きく貢献している。2011年に東日本大震災が発生した際に、エネルギー分野をはじめとし、マレーシアから受けた寛大な支援に我々は深く感謝している」などと両国の結びつきの強さを強調したうえで、「マハティール首相は訪日の際、安倍総理大臣との間で、東方政策を再活性化し、戦略的パートナーシップの下、あらゆる分野で協力を強化していくことに合意した。首脳間の合意を踏まえ、マレーシア在任中に、マレーシアの友人と手を携えて、日本とマレーシアとの間の協力を更に前進させ、伝統的な友好関係を一層強化していくべく努力したい」と就任の抱負を記した。
岡浩(おか・ひろし)氏
1959年1月生まれ、愛媛県出身。82年4月外務省入省。2003年7月中東アフリカ局中東第一課長、05年8月在サウジアラビア日本大使館参事官、08年8月在英国日本大使館公使、14年7月国際情報統括官、16年3月在トルコ大使、17年7月中東アフリカ局長などを経て、19年10月在マレーシア大使。