チャンギ・エアポート・グループ(CAG)は2025年5月5日、チャンギ国際空港ターミナル5(T5)の基礎工事について、中国交通建設シンガポール支店と大林組シンガポール社の合弁会社と契約を締結したと発表した。 契約額は約38億シンガポールドル。
同プロジェクトは、T5のメーン旅客ターミナルと地上交通センターの基礎と地下、T5と第2ターミナル(T2)を結ぶトンネルの一部の建設で構成される。基礎工事の敷地面積は約140ヘクタール、地下の深さは最大28メートルで、オリンピックサイズのプール約5,200個分に相当するという。
CAGのチャンギ・イースト地区マネージング・ディレクターのオン・チー・チャウ氏は「年間約5,000万人の旅客輸送能力を予定するT5は、シンガポールで最も複雑な建設プロジェクトの一つだ。中国交通建設シンガポール支店と大林組シンガポール社は、土木工学、建設、プロジェクト・マネジメントの分野で豊富な経験を持ち、シンガポール国内外で大規模インフラ・プロジェクトで実績がある」とコメントした。
T5は2030年代半ばに完成する予定。