2024年５月20日に英ロンドン・ヒースロー空港を出発し、シンガポールに向かっていたシンガポール航空SQ321便が飛行中に激しい乱気流に遭遇し、死者１名、多数の負傷者が出た事故を受け、シンガポール航空のGoh Choon Phong CEOは22日、ビデオメッセージを発表した。
Goh Choon Phong CEOは「ヒースロー空港からシンガポールに向けて飛行していたシンガポール航空SQ321便（ボーイング777-300ER型機）は、出発から約10時間後、高度３万7,000フィートのイラワジ盆地上空で突然の極度の乱気流に遭遇した。この便には乗客211名、乗務員18名が乗っていた。パイロットは医療上の緊急事態を宣言し、目的地をバンコクに変更し、５月21日15時45分（現地時間）に着陸した。この事故により１名の死亡と複数の負傷者が確認された。シンガポール航空を代表して亡くなられた方のご家族と愛する方々に心よりお悔やみを申し上げる。シンガポール航空は21日夜、迅速に支援チームをバンコクに派遣した。SQ321便の乗客と常務員のうち、移動可能な143名を乗せた救援便が22日５時５分にシンガポールに到着した。さらに乗客79名と乗務員６名がまだバンコクに滞在している。この中には治療を受けている負傷者もいる。シンガポール航空は今後も可能な限りの支援を行っていく」と述べた。