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技研製作所、タイ・パサック川護岸整備事業で『インプラント工法』が採用

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技研製作所(高知市)は2022年10月12日、製造販売する杭圧入引抜機「サイレントパイラー」による「インプラント工法Ⓡ」がタイの河川「パサック川」の護岸整備事業に採用されたと発表した。

グループのシンガポール法人 Giken Seisakusho Asia Pte.,Ltd.が発注者に技術提案し、工法採用と機械販売を実現した。周辺住民の生活環境への影響を最小限に抑える“無振動・無騒音”施工や施工精度が高評価を得たとしている。

工事現場の様子

「パサック川整備事業」は52km区間に護岸を構築する。このうち2㎞区間に「インプラント工法」が採用された。長さ15~21mの900mm幅ハット形鋼矢板4,238枚を使用し、二重連続壁の護岸を構築する。住宅の近接地、精度が求められる場所などに施工する2,797枚は、「サイレントパイラーF301-900」で圧入する。圧入工事は2022年6月から進められている。

事業概要は下記の通り。

【 工事名  】Embankment to protect riverbank to increase transportation efficiency
【工事場所】タイ・アユタヤ
【 発注者  】Ministry of Transport
【元請業者】Nawarat Patanakarn public Company Limited
【 施工者  】Thai Fullmore
【使用機材】サイレントパイラー® F301-900 ウォータージェット併用圧入
【杭材型式・寸法】ハット形鋼矢板900 4,238枚(長さ15~21m)、うち2,797枚を圧入
【圧入工工期】2022年6月~2023年3月(予定)

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