MOL CHEMICAL TANKERS PTE.LTD.は、ジャパンエンジンコーポレーション(兵庫県明石市)が開発した新型のマリン・ガス・オイル(MGO)専焼エンジンを搭載したケミカルタンカー2隻を下ノ江造船(大分県臼杵市)に発注した。2022年4月19日発表した。
発表によると、同MGO専焼エンジンは、ジャパンエンジンコーポレーションが独自開発した層状水噴射システムを使用、MGO専焼とすることで燃焼を最適化させ、窒素酸化物(NOx)排出量を抑えつつ、二酸化炭素(CO2)排出量の削減を実現した。従来型の主機を採用した船舶より約3%のCO2排出量削減効果が見込まれるという。
発注したケミカルタンカーの概要は下記の通り。
【 全長 】約136m
【 全幅 】約22.5m
【 型深 】約11.5m
【載貨重量トン】約14,900MT