総合旅行サイト・エクスペディアは、夏季休暇にあたる2021年8月~9月と年末年始休暇にあたる2021年12月~2022年1月の期間に世界各地で検索されている旅行先を調査し、2021年7月30日に結果概要を公表した。
調査の結果、2つの休暇期間を比較すると、夏は国内の旅行先を探しているのに対して、年末年始は海外旅行を検索している人が世界的にも多くいることが明らかになったという。
エクスペディアの日本サイト(Expedia.co.jp)では、2021年8月~9月のチェックインで検索された旅行先を調べてみると、トップ10の全てが国内だった。エクスペディアは「気軽に海外旅行をすることが難しい状況は続いており、多くの人が夏休みに日本国内の旅行先を調べていたようだ」と講評した。
一方、2021年12月~2022年1月のチェックインで検索されていた旅行先は、1位ハワイ・オアフ島、2位沖縄、3位バンコクとなったほか、トップ10にシンガポール、バリ、台北、プーケットと6つの海外旅行先がランクインした。エクスペディアは「渡航制限の解除は先行き不透明であるものの、ワクチン接種が進むであろう年末年始には、海外旅行をしたいという意欲が表れる結果となった」と講評した。
日本では沖縄とオアフ島がそれぞれのランキング1位となったが、世界的にも「ビーチリゾート」で過ごしたい人が多いという。
アジア各地では、欧米に比べて海外旅行再開の兆しが見えないなかで引き続き国内旅行中心に検索されているが、年末年始の検索ランキングを見ると、海外旅行を検索している人も増えつつあるという。
特に東京はアジア各地で人気の高い旅行先として検索されており、タイ、台湾、シンガポール、香港において年末年始の検索ランキングで海外旅行先1位になった。シンガポールでは、東京のほかニセコ(北海道)もトップ10に入った。