パソコン事業のVAIO（長野県安曇野市）は2021年６月１日付で代表取締役・執行役員社長を交代し、山野正樹氏（三菱商事出身）が新たに代表取締役・執行役員社長に就任した。山本知弘氏は退任し、出向元の日本産業パートナーズのマネージングディレクターに帰任するとともに、同日付でVAIO取締役（非常勤）に就任した。
山野氏は1961年３月生まれの60歳。三菱商事出身で、2017年４月～2020年３月までシンガポール支店長を務めた。また2018年度シンガポール日本人会会長を務めた。2020年11月から日本産業パートナーズのExecutive Adviserを務めていた。
VAIOは経営体制変更の理由について「山野は、総合商社における国内外での経験において、IT業界を中心とした多数のグローバル事業開発、事業投資、アライアンス構築を行い、また、複数の出向会社において、経営者として多くの事業を成長させてきた。この経験と手腕を活かして、山本より成長戦略を引き継ぎ、VAIOのさらなる事業拡大と成長を加速させていくことを目指す」と記した。