日本通運は2020年10月1日、海運フォワーディング事業の強化を目的に、東京・東新橋の同社本社海外事業本部グローバルフォワーディング企画部内に「グローバルNVOCCセンター」(GNC)を設立した。2021年を目途にシンガポールに移転する予定という。
同社は、日本発着については日本を中心とした事業基盤・顧客基盤のもとに一定のプレゼンスを築いていたが、グローバルでの海上貨物の取扱拡大に向けて体制強化を図る。
今後はGNCに海外現地法人が行っていた一部業務を集約し、一括した利用船社の選定・購買、価格競争力のあるNVOCC(Non-Vessel Operating Common Carrier)商品の開発、海外各地で提供するロジスティクスサービスと組み合わせた新サービスの提供、サービス品質の向上・最適化のサポートなどを実施するとしている。
◇グローバルNVOCCセンター
【構成人員】10人(2020年10月1日時点)
【業務内容】利用船社の選定、購買
NVOCC商品の企画、開発
オペレーション、決済関連業務