アジア船主協会(ASA)は2026年10月15日、東京で第39回会長会議を開いた。
ホルムズ海峡が引き続き閉鎖されている事態を受け、ASAメンバー船協は▽ホルムズ海峡の閉鎖により、アジア・太平洋地域の経済、海運およびサプライチェーンは重大な影響を受けている ▽アジアは、船員および船腹量の両面で世界の海運を支える主要な地域であり、国際海運において中心的な役割を果たしている。一方、同地域の経済は、信頼性の高い海上輸送に大きく依存している ▽こうした背景の下、安全かつ安定的で、予見可能な海上輸送を維持することは、アジア・太平洋地域のみならず、世界経済全体にとって極めて重要である ▽ASAは引き続き、航行の自由と安全の重要性を訴えていく。同時に、特にホルムズ海峡をはじめとする主要な海上チョークポイントにおいて、長年にわたり確立されてきた基本原則を確保するための方策を引き続き検討していく――ことを再確認した。
ASAメンバー船協間で航行の自由および安全の確保に向けた詳細な議論が行われたことについて、ASAの長澤仁志議長(日本船主協会会長)は、「ホルムズ海峡の閉鎖で利益を得ている者はいない。代替ルートへの依存や新たなパイプラインの整備によりコストの増加を招き、インフレ圧力をさらに高めることになる。自由で安全な海上輸送を維持することこそが、世界経済にとって、明らかにより合理的かつ効率的な選択だ」と強調した。
ASAは、ASEAN諸国、中国、クック諸島、香港、日本および韓国の船主協会で構成される任意団体で、世界の商船船腹量の約56%を代表している。ASEAN船主協会連合(FASA)は、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイおよびベトナムの船主協会で構成されている。