NECのアジア太平洋地域統括機能のシンガポール法人NEC Asia Pacific Pte Ltd（NEC APAC社）は2021年８月11日、AI／データサイエンスと都市の持続可能性領域の新たな社内人材育成を目的にNEC APAC Future Academyを設立したと発表した。
NEC APAC Future Academyは、世界中のNECラボに所属する1,800人以上のAI研究者とデータサイエンティストの支援を受ける。オンラインを中心とし、今後は社内や戦略パートナーとの実地研修も行っていく。
NECは仮説を現実世界で応用するために、NEC APAC Future Academyの下にIndustry Innovation Dojoを設置する。政府機関、高等教育機関（大学、ポリテクニック、テクニカルカレッジ）、顧客、パートナー企業、幅広い関係者を呼び込み、他のNECラボと連携して未来のコンセプトを考え、開発するという。
NEC APAC社のTeh Chong Mienマネージング・ディレクターは、「私たちは、スマート・ネーションを構築するというシンガポールのビジョンを共有している。それで、人間中心の設計能力の開発、未来のイノベーションのインキュベーション、グローバルな研究協力の推進という３つの柱を推進する重要なイネーブラとして、NEC APAC Future Academyを設立した。COVID-19のパンデミックから得られた重要な教訓は、複雑な問題を単独で解決することはできないということであり、NEC APAC Future Academyが提供するSociety 5.0キャンペーンは、さまざまなステークホルダーを統合するためのプラットフォームになる」とコメントした。