シンガポール警察部（SPF）は2020年６月４日、WhatsAppアカウントの乗っ取りと関連詐欺が再び増加しているとして、市民に注意を呼び掛けた。
乗っ取ったWhatsAppアカウントを通じて、連絡先リストにある人々に「ECサイトでの抽選の賞品の受け取りにクレジットカードやデビットカードの情報が必要だ」などと架空の内容のメッセージを送り、入手した情報を基に不正な取引に及ぶという。
SPFは、▽パニックに陥らない。見知らぬ人からの異常なリクエストに注意すること ▽信じない。特に、キャンペーンや抽選に参加したことがない場合は、商品を獲得したという主張に注意すること ▽誰にも送金したり、個人情報、銀行口座、クレジット／デビットカードの詳細、ワンタイムパスワード（OTP）を提供しないこと――と注意を促すとともに、「WhatsAppアプリケーションの〔設定〕タブの〔アカウント〕にある〔２段階認証〕機能を有効にして、WhatsAppアカウントを保護する」よう呼びかけている。