日本紙パルプ商事は2023年11月１日、グループ会社のOVOL Singapore Pte.Ltd.（Chief Executive Officer：Genevieve Chua）が国際的なサステナビリティ評価機関であるEcoVadis社（本社：フランス）による2023年の調査においてゴールドメダルを獲得した、と発表した。
EcoVadis社は、企業のサステナビリティに関する取り組みに格付を提供する評価機関で、「環境」「労働と人権」「倫理」「持続可能な資材調達」の４分野での企業の方針・取組・結果を評価し、継続的にモニタリングを行っている。
世界的なサステナビリティ意識の高まりに伴い、多くのグローバル企業においてEcoVadis社の評価を調達先選定基準の一つとして採用する動きが広がっていて、現在世界175カ国、200業種に及ぶ約10万社以上の企業が評価を獲得しているという。
OVOL Singapore社は2007年にシンガポールの紙業界および印刷業界で初めてFSC認証を取得した。また、近年では国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・シンガポールの脱炭素化部門が主導する「LowCarbonSG」マークを紙業界で初めて取得するとともに、2021年からはシンガポール政府が主導する植樹プログラム「One Million Trees Initiative」への参加などの社会貢献活動や環境に関する社内研修・トレーニングの実施などの取り組みを行っており、これら活動の積み重ねが評価され今回のゴールドメダル獲得に至ったという。なお、ゴールドメダルはEcoVadis社の全登録企業の上位５％に入る評価という。